LTspice:マニュアルには記載されていないショートカット
2013年05月01日
LTspice IVには、便利なショートカットが用意されています。ただ、なかにはマニュアルに記載されていないものも存在します。ここでは、それらについて説明します。
波形ビューワのラベル(図1では、V(n008)を例にとっています)の上で<Alt>キーを押しながらマウスの左ボタンをクリックします。すると、回路図エディタにおいてそのラベルに対応するネットが強調表示されます。


図1. ネットの強調表示
配線を行う際、<Ctrl>キーを押しながら操作を行うと、斜めの線を描くことができます。


図2. 斜めの配線
例えば、「_FAULT」のように最初の文字がアンダースコアである文字列は、オーバーバー(上線)付きのテキストとして表示されます。つまり、アクティブ・ローのデジタル信号として扱われます。


図3. オーバーバーの付加
<Ctrl>キー、<Alt>キー、<Shift>キーを同時に押しながら<H>キーを押すと、回路図内の非表示のテキストがすべて一時的に強調表示されます。図4に示した例では、レイアウトを簡素化するために、直列抵抗と並列コンデンサをコンデンサC5内にカプセル化しています。図4では、それらに対応する隠されたテキストが強調表示されています。


図4. 非表示のテキストの強調表示
著者について
Gabino Alonsoは、アナログ・デバイセズのPower by LinearTMグループで戦略的マーケティング・ディレクターを務めています。アナログ・デバイセズに入社する前は、Linear Technology(現在はアナログ・デバイセズに統合)、Texas Instruments、カリフォルニア・ポリテクニック州立大学で、マーケティング、エンジニアリング、オペレーション、教育など、多岐にわたる業務に従事していま...
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本記事は過去に作成されたものであり、本文内で取り上げられている製品やソフトウェアの一部につきましては、場合により新規設計には非推奨、製造中止となっている場合がございます。
ご了承のほど、お願い申し上げます。
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