ADC用ドライバとフィルタ: シングルエンド・バッファ
図1はLT1818をユニティゲイン・モードで使用して、シングルエンドのバッファ付きドライバを構成した推奨例です。この回路ではAINからグランドに接続した47pFのコンデンサと50Ωのソース抵抗により、入力帯域幅が68MHzに制限されます。47pFのコンデンサは、入力のサンプル・ホールド用の蓄電器としても機能し、サンプリング・キックバック・グリッチの影響を受けやすい回路からLT1818の入力を絶縁します。50Ωのソース抵抗は、駆動アンプのセトリング応答を安定させるために使用します。ソース抵抗とシャント容量の値を決める際は、駆動アンプのデータ・シートを参照して、最適なセトリング応答が得られるように設定してください。入力帯域幅を低くする必要がある場合は、シャント容量値または直列抵抗値を大きくして、駆動アンプのセトリング応答を最適化する必要があります。RCフィルタのコンデンサと抵抗は歪みを増大させる可能性があるため、高品質のものを使用してください。NP0/C0Gやシルバーマイカ型の誘電体コンデンサは、優れた直線性を備えています。表面実装カーボン抵抗は、自己発熱や半田付け工程で生じる損傷によって歪みが生じるおそれがあります。表面実装型の金属皮膜抵抗は、この両方の問題に対してはるかに耐性があります。振幅の大きい不要な信号の周波数が、所期の信号周波数に近接している場合は、多極フィルタが必要となります。外付けの大きなソース抵抗を、ピン4の外部シャント容量とサンプル・モードのLTC2314-14の入力容量13pFと組み合わせると、130MHzの内部入力帯域幅が大幅に低下し、必要な収集時間が40nsの最小収集時間(tACQ-MIN)を超えるおそれがあります。

図1. RC入力フィルタ
著者について
Bob Dobkin氏、Bob Widlar氏、Carl Nelson氏、Tom Redfern氏の指導の下、オペアンプ、コンパレータ、スイッチング・レギュレータ、A/Dコンバータ(ADC)など、様々な製品を担当。この時期には、...
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