Taper: テーパー
Taperとは
意味
テーパ:ポテンショメータにおいてテーパはポテンショメータの電機子が回転する際に(あるいは、スライドポテンショメータではワイパがスライドする際、DS1802のようなソリッドステートポテンショメータでは入力電圧が変化する際)抵抗がどう変化するかを示すもの。リニアテーパ付きのポテンショメータでは、ワイパが動くと抵抗がリニアに変化する。
対数(ログ)テーパ付きのポテンショメータでは、抵抗はワイパの動きとともに対数的に変化する。アンプ回路で使用された際、ポテンショメータがローエンドで動作すると出力はゆっくりと変化し、ポテンショメータがハイエンドに向かって動作すると出力はより高速に変化する。
これは、オーディオボリューム制御によく使用されるのでオーディオテーパとも呼ばれる。耳は対数的に反応する(信号の二重化はそれぞれボリュームにおける同等ステップとして解釈される)。耳は低ボリュームで変化に対しより敏感である一方、オーディオボリューム制御はより低設定においてゆっくりと信号を変化させ、高設定においてより高速に変化させる。純効果としてはポテンショメータの範囲ではサウンドがよりスムーズに変化する印象を与える。
受け取られるボリュームは主観的であり正確ではないので、真の対数ポテンショメータの代わりに概算値が使用される場合がある。
詳細はこちら:
- リニアディジタルポテンショメータの対数応用
- Audio Gain Control Using Digital Potentiometers
- Use a Linear Potentiometer to Create a Nonlinear Transfer Function for Audio Volume Control
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