製品概要
機能と利点
- IEEE 802.3af/at準拠PDインタフェース回路
- 起動時の電圧入力範囲:-39V~-57V
- アクティブFETブリッジ
- 2x2P PDおよびマルチPD冗長構成を実証
- 絶縁型100Wアクティブクランプ、同期整流フォワードDC-DCコンバータを実証
- 絶縁型出力:+12V、8.4A
- PD検出および設定可能な分類シグネチャ
- 内部UVLO:+38.6V
- エンドスパンおよびミッドスパンイーサネットシステムを評価
- 実証済みPCBレイアウト
- 完全実装および試験済み
製品概要
MAX5992A/Bの評価キット(EVキット)は、PD検出シグネチャ、PD分類シグネチャ、突入電流制御、低電圧ロックアウト(UVLO)、およびアクティブFETブリッジドライバを提供する、IEEE® 802.3af/at準拠ネットワーク受電機器(PD)インタフェースコントローラICのMAX5992A/Bを備えた完全実装および試験済み表面実装回路基板です。このEVキットは小型で低コストの設計で、Fiber-to-the-Femotocell/Picocell/Microcell、Fiber-to-the-Home/Fiber-to-the-Building (FTTH/FTTB)、IP電話、ワイヤレスアクセスノード、セキュリティカメラなどのPD用にイーサネットネットワークポートからのDC電源を必要とするPower over Ethernet (PoE)アプリケーションで使用されます。
このEVキットは、これらのICを使用する2x2P PDまたはマルチPD冗長構成を特長とします。2x2Pは、MAX5974Dを使用してガルバニック絶縁100W、250kHzスイッチング周波数、アクティブクランプ、同期整流フォワードDC-DCコンバータに給電します。このデバイス回路は、フォワードDC-DCコンバータトポロジを使用することによって高効率を達成します。表面実装トランスは、出力に対し最大+1500Vのガルバニック絶縁を提供します。このEVキットの出力電圧は+12Vに設定され、最大8.4Aの負荷電流を供給します。
注:マルチPD冗長モードでは、総出力電力を50Wに低減する必要があり、これはボード上のLANトランスによる制限です。ポート電流は2ペア当り1.2Aに制限する必要があります。
このEVキットの回路は、IEEE 802.3af/at準拠の給電機器(PSE)から電力を受け取ります。PSEは必要な-44V~-57VのDC電力をツイストペアイーサネットネットワークケーブル上でEVキットのRJ45コネクタに提供します。このEVキットは、エンドスパンまたはミッドスパンイーサネットシステムによって提供されるDC電力を分離するためのアクティブFETブリッジを備えています。
アプリケーション
- フェムトセル、ピコセル、マイクロセル
- Fiber-to-the-Home/Building (FTTH/FTTB)
- 高出力2x2P PD
- IEEE 802.3af/at受電機器(PD)
- IP電話
- IPセキュリティカメラ(IPC)
- マルチPD冗長構成
- Universal Power-over-Ethernet (UPoE)
- WiMAX®基地局
- 無線アクセスノード
関連資料
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MAX5992AEVKIT Gerber Files - Design Files2022/10/10ZIP11M