製品概要
機能と利点
- IEEE 802.3af準拠の給電側機器(PSE)回路
- 入力電圧
- 2Aを供給する-32V~-60V (-48Vの電源回路、ポート当り350mA)
- 100mAを供給する+3.3V (ディジタルロジック電源)
- VCC (+3.3V)は100mAを供給(光インタフェース)
- +9Vは250mAを供給(SMBus LPTインタフェースボード)
- イーサネットネットワークポート
- 4つのRJ-45 10/100 Base-TXイーサネットネットワーク用入力ポート
- 4つのRJ-45 10/100 Base-TXイーサネットネットワーク用の出力Power over Ethernetポート
- 4つの独立した個別のパワースイッチコントローラを検証
- PD検出および分類を実行
- DC/ACの負荷除去検出および切断監視を構成可能
- 電流検出を構成可能
- 便利な電圧および電流テストポイント
- 出力ポート用の4つのLEDステータスインジケータ
- 光絶縁された3線式I²C対応PCインタフェース
- スタンドアロン動作用または外付けマイクロコントローラにより再設定可能
- Windows 95/98/2000対応のソフトウェア
- 完全実装および試験済み
製品概要
MAX5945の評価キット(EVキット)は、-48V電源レイルシステム用のEthernet 4ポートネットワークパワーコントローラ回路を備えた完全実装および試験済み表面実装回路ボードです。IEEE® 802.3af準拠ネットワークパワーコントローラのMAX5945は、36ピンSSOPパッケージで提供されます。この回路は、EVキットにメインの給電側機器(PSE)回路を構築するためのnチャネルパワーMOSFETを4個備えています。MAX5945は、4個のEthernetネットワークポート用のDC電源に必要なPower over Ethernet (POE)アプリケーションで使用されます。このEVキットは、I²C準拠の3線式インタフェースに対し光絶縁を行います。この絶縁されたインタフェースは、MAXSMBusインタフェースボードを通じてPCパラレルポート(LPT)に接続されます。絶縁動作または非絶縁動作用にユーザのスタンドアロンマイクロコントローラと接続するようにこのEVキットを容易に変更することができます。
MAX5945のEVキットには、4個の10/100 Base-TX Ethernetネットワークポートを通じて受電側機器(PD)に電源供給するために2A以上をEVキットに供給可能な-32V~-60Vの電源(-48V電源レイル)が必要です。このEVキットはPD検出、分類、電流制限制御、およびIEEE 802.3af準拠PSEのその他の機能を検証します。また、EVキットのディジタルロジックと3.3V (VCC)の光絶縁された3線式インタフェースに100mAを供給可能な2つの独立した3.3Vの電源も供給する必要があります。MAXSMBusインタフェースボードには、250mAを供給可能な9Vの専用電源が必要です。非絶縁動作には+9Vの電源は不要です。
MAX5945は、各ポートのパワーMOSFETを制御し、各ポートの電流検出抵抗を通じて電流を検出することによって、4個の各Ethernetネットワークポートに対する-48V DC電源を制御します。電流は、各Ethernetネットワーク出力ポートにある10/100 Base-TX Voice over IP (VoIP)磁性モジュールに供給されます。MAX5945のEVキットは、4個のEthernetネットワーク出力ポートのおのおのに対して独立した別個の電源チャネルを備えています。
このEVキットは、構成可能な動作モード、PD検出、PD分類、過電流保護、電流フォールドバック、低電圧/過電圧保護、およびAC切断監視など、電源チャネルごとにMAX5945の全機能を検証します。これらの全機能はEVキット上で構成が可能であり、電圧プローブと電流測定用のテストポイントがさらに用意されています。
アプリケーション
- ミッドスパンパワーインジェクタ
- Power over LAN/Power over Ethernet
- 給電機器(PSE)
- スイッチ/ルータ