製品概要
機能と利点
- MAX25069またはMAX25169 ASILバージョンの堅牢性を実証
- TFT-LCD電源セクションの入力範囲:2.65V~5.5V
- LEDドライバ・セクションの広い入力範囲:4.5V~36V
- TFT電源セクションで、選択可能なスイッチング周波数(2.1MHzまたは420kHz)を採用し、スペクトラム拡散を使用することも可能
- 6つの150mA LEDドライバがあるLEDドライバ・セクションで、抵抗によりプログラム可能なスイッチング周波数(2.2MHzまたは400kHz)を採用し、スペクトラム拡散を使用することも可能
- 400kHz~2.2MHzのスイッチング周波数に対する同期入力
- デフォルトの出力電圧(スタンドアロン・モード)
- 200mAで6.8V出力(昇圧コンバータ)
- -200mAで-6.8V出力(反転レギュレータ)
- 15mAで12.8V出力(正チャージ・ポンプ・レギュレータ)
- 15mAで-9.5V出力(負チャージ・ポンプ・レギュレータ)
製品概要
MAX25169評価用キット(EVキット)は、MAX25069/MAX25169 IC(車載TFT-LCDアプリケーション向けの高集積電源およびLEDバックライト・ドライバ)の動作を実証するものです。このEVキットは、組み立てが完了したテスト済みの表面実装PCBで、車載ディスプレイのためのフル機能のパワーマネージメント・ソリューションを提供します。シーケンス・スイッチを備えた電流モード昇圧コンバータ(HVINP–AVDD)、電流モード反転レギュレータ(NAVDD)、正負のゲート電圧コントローラ(VGONおよびVGOFF)、6ストリングLEDドライバを駆動する昇圧コンバータの動作をこのEVキットで評価することができます。
このEVキットは、スタンドアロン・モードまたはI2Cモードで動作するように設定できます。
このEVキットのTFT-LCD電源セクションは、2.65V~5.5VのDC電源電圧で動作します。昇圧レギュレータ(HVINP)は、バイポーラ・モード(4.9V~10.5V)またはユニポーラ・モード(11.7V~18V)で構成され、最大出力は300mAです。反転レギュレータ(NAVDD)は昇圧コンバータの電圧に追従する負の出力を生成し、最大200mAを供給します。ゲートドライバの電源は安定化チャージ・ポンプで構成され、VGONは8.4V~21V(バイポーラ・モード)または12.6V~31.5V(ユニポーラ・モード)を、VGOFFは-4V~-18Vを生成します。AVDDの設定に応じて、それぞれ最大15mAを供給できます。
HB LEDドライバ・セクションは、昇圧DC-DCプリレギュレータとリニア電流シンクの6つのチャンネルを実証します。昇圧プリレギュレータは2.2MHzまたは400kHzでスイッチングし、電流シンクに最大900mAを供給できる電流モード制御のレギュレータとして動作します。各LEDチャンネルは最大36Vで動作し、最大150mAを供給します。
このEVキットのLEDドライバ部分は、3VのDC電源電圧から最大高輝度(HB)LEDストリングの順方向電圧までの範囲で動作します。また、調整可能な出力電圧、ASIL-B安全水準への準拠を支援する充実した診断機能、サーマル・シャットダウン、位相シフト・パルス幅変調(PWM)による調光などのIC機能も、このEVキットで実証できます。
調光は、DIMパッドに適用されたPWM信号を使用して外部から行えるほか、必要な調光周波数と個々のデューティ・サイクルをI2C経由でプログラミングすることで内部から行うこともできます。レジスタ・ビットでハイブリッド調光機能を有効化することによりEMIを低減できます。
このEVキットは、PICO BOARD MAX32625またはサードパーティのI2Cマスタ(汎用マイクロコントローラなど)と連携して動作することのできるI2Cインターフェースを備えています。
また、シンプルなグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)でICの機能を実行できるWindows®互換のソフトウェアも同梱されています。
関連資料
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MAX25169 Evaluation Kit for MAX25069 and MAX25169 Data Sheet (Rev. 0)2023/02/23PDF3 M