製品概要
機能と利点
- 500kbps半二重絶縁型RS-485トランシーバーであるADM2561EおよびADM2861Eを簡便に評価可能
- EN 55032/CISPR 32クラスBの放射エミッション規格に準拠した2層PCB
- 8.3mmの沿面距離とクリアランスを確保した10.15mm × 10.05mmの28ピンSOIC_W_FPパッケージに適したフットプリント
- 5Vまたは3.3V設定での評価を容易にするジャンパ・オプション付きのADP7104 LDOレギュレータをボード上に搭載
- 柔軟な低電圧VIO電源により、最低1.7VのI/Oノードとインターフェース可能
- RS-485のA、B、Y、ZピンのESD保護
- IEC61000-4-2接触放電:≥±12kV以上
- IEC61000-4-2気中放電:≥±15kV以上
- TxD入力信号用SMAコネクタ
- TxD信号を供給するLTC6900発振器をオプションで搭載
- スクリュー端子ブロックにより、電源、デジタル信号、RS-485信号を接続可能
- デジタル入力信号のイネーブル/ディスエーブルをジャンパで選択可能
- ループバック・テストと終端処理を可能にする抵抗およびフットプリント
- すべての信号を測定できる複数のテスト・ポイント
製品概要
EVAL-ADM2561EEBZによって、信号/電源絶縁型半二重RS-485トランシーバーで実効値が3kVのADM2561Eを、EVAL-ADM2861EEBZによって、実効値が5.7kVの同様のトランシーバーADM2861Eを、簡便かつ効率的に評価できます。ADM2561EトランシーバーとADM2861Eトランシーバーは、フットプリントが小さい10.15mm × 10.05mmの28ピン、スモール・アウトライン、ワイド・ボディ、精細ピッチ(SOIC_W_FP)パッケージで提供されます。これら2つの評価用ボードの違いは、U3に搭載された絶縁型RS-485デバイスのみです。
ADM2561EとADM2861Eは、ICを追加せずにデバイスの絶縁側に電源を供給できる絶縁型DC/DCコンバータを内蔵しています。
オンボードのADP7104低ドロップアウト(LDO)レギュレータは、3.3V~20Vの入力電圧を受け入れ、その電圧をADM2561EおよびADM2861EのVCCピン向けに選択可能な電源電圧である3.3Vまたは5Vに調整します。LDOレギュレータをバイパスして、ADM2561EおよびADM2861EのVCCピンに直接給電することもできます。
評価用ボードのスクリュー端子ブロックにより、ADM2561E/ADM2861Eの柔軟なVIOロジック電源ピンに接続できます。この接続により、ADM2561E/ADM2861Eは1.7V~5.5Vのデジタル入出力(I/O)電圧で動作できるため、1.8Vまたは2.5Vの電源を使用してノードと通信できます。VIOピンは、ADP7104のレギュレーションされた電源から給電することもできます。
デジタル信号とRS-485バス信号には、各評価用ボードのスクリュー端子ブロックを介して容易にアクセスできます。各デジタル入力は、オンボードのジャンパ・オプションを使用して設定できます。
別の方法を使用して、ADM2561EまたはADM2861Eに送信データ入力(TxD)信号を供給できます。各評価用ボードにはLTC6900発振器が含まれており、1kHz~250kHzの範囲のTxDデジタル入力用にクロック信号を供給するよう設定することもできます。信号の完全性を最適化するには、オンボードのサブミニチュア・バージョンA(SMA)コネクタを使用して外部データ信号を接続してください。
ADM2561EまたはADM2861Eの詳細については、ADM2561EまたはADM2861Eのデータシートを参照してください。EVAL-ADM2561EEBZおよびEVAL-ADM2861EEBZを使用する際は、これらのデータシートを本ユーザ・ガイドと併せて参照する必要があります。