製品概要
製品概要
このユーザ・ガイドでは、EVAL-ADAU1861EBZ評価用ボードの設計とセットアップについて詳しく説明します。EVAL-ADAU1861EBZでは、ADAU1861のすべてのアナログ入出力とデジタル入出力を使用できます。ADAU1861コアは、アナログ・デバイセズのLark Studioグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)ソフトウェアを使用して制御します。このソフトウェアは、USB接続を介してEVAL-ADAU1861EBZとやり取りします。EVAL-ADAU1861EBZは、USBバスからの電力供給または12Vの単電源で駆動できます。これらの電源は、EVAL-ADAU1861EBZ上で必要となる電圧にいずれも調整されます。
EVAL-ADAU1861EBZのプリント回路基板(PCB)は4層設計で、内層はグラウンド・プレーンと電源プレーンです。EVAL-ADAU1861EBZには、外付けマイクロフォンとスピーカー用のコネクタがあります。外付けやオンボードの24.576MHz発振器または水晶発振器によって、ADAU1861のメイン・クロックを供給できます。
EVAL-ADAU1861EBZには、ビームフォーミングを目的としたマイクロフォン・アレイがあります。16チャンネル、192kHz、24ビットの高性能D/Aコンバータ(DAC)がオーディオ・チューニング用のアナログ出力として使用されます。3.3V入出力との互換性を確保するため、すべてのデジタル・オーディオ・インターフェースをレベル・シフタで1.8Vから3.3V入出力に変換できます。
ADAU1861の詳細については、ADAU1861のデータシートを参照してください。EVAL-ADAU1861EBZ評価用ボードを使用する際は、このユーザ・ガイドと併せてADAU1861のデータシートを参照してください。