製品概要

機能と利点

  • LT4322用のフル機能評価用ボード
  • 高電圧全波整流
  • 理想ダイオード・ブリッジ
  • ショットキー・ダイオード・ブリッジを置き換え

製品概要

デモ回路DC3137Aには、フローティング高電圧アクティブ整流器コントローラLT4322(全波整流器構成)が搭載されています。最大170VのDC出力に対応しており、高電圧ラインの整流を必要とするアプリケーションに適しています。60Hzで最適な性能となるように部品は選択されていますが、LT4322は最大100kHzの周波数で動作することができます。

LT4322はNチャンネルMOSFETを駆動してダイオードに似た働きをしますが、消費電力はダイオードよりもはるかに低くなります。このトポロジが、熱に関する制約を緩和し、使用可能な出力電圧を高めます。Nチャンネル・トポロジには、RDS(ON)が低い、フットプリントが小さい、コストが低い、MOSFETの選択肢が広いなど、Pチャンネル・トポロジにはない利点が数多くあります。この全波整流器では、4つのダイオードの代わりに4つのLT4322回路が使用されています。

各LT4322を動作させるために不可欠な部品は、1つのNチャンネルMOSFET(M1x)、リザーバ・コンデンサ(C1xB)、ゲート・コンデンサ(C5x)のみです。ピークtoピーク入力電圧が60Vを超えるアプリケーションでは、更にNチャンネル・デプレッション型のMOSFET(M2x)が必要となります。ほとんどのアプリケーションでは、出力電圧を平滑化し、出力電圧のリップルを、ユーザによって指定された最大値以下に抑えるために、出力コンデンサC2が1つだけ必要になります。

対象となる製品

はじめに

必要な装置

  • AC電源
  • 電圧計
  • 一定の電流負荷または抵抗負荷
  • オシロスコープ