製品概要

製品概要

デモ回路DC3129A-KITは、RMSパワー・ディテクタLTC5597用のLinduino®評価用キットです。Arduino(アルドゥイーノ)/Linduino互換プラットフォームとダウンロード可能なソフトウェアを使用して、実効値RF電力測定をすぐに評価できるように設定されています。USBケーブルでPCに接続することで、グラフィック・ユーザ・インターフェースを使用して正確な電力レベルをモニタできます。

LTC5597は、100MHz~70GHzで動作する、広いダイナミック・レンジを持つデシベルリニアRMS RFパワー・ディテクタです。Linduino(DC2026C)プラットフォームは、4.9mV/LSBの分解能と5Vのデフォルト・リファレンス電圧を持つ10ビットA/Dコンバータ(ADC)を提供します。入力ダイナミック・レンジは、周波数に応じて1dBの精度で最大35dBまで調整できます。ディテクタの出力スロープは、通常、6LSB/dBです。DC3129A-KITは、1.85mmエッジ・マウント・コネクタを使用して、最大70GHzまでの幅広い動作周波数信号に対応できるように最適化されています。入力インピーダンスは、内部で50Ωに整合しています。ピーク対平均値比が最大12dBまでの高クレスト・ファクタの波形の実効値測定に適しています。RFINピンのDC電圧が1.0V未満に維持される場合は、外部のカップリング・コンデンサは不要です。3.3Vの内蔵レギュレータにより、ジャンパJP1を介してシールドに電力が供給されます。詳細については、アプリケーション・サポートにお問い合わせください。

注:DC3128AはRFボード専用の製品番号です。RFボードの回路図とPCB設計にはこの製品番号が記載されています。この製品は単独で入手することはできません。DC3129A-KITにその一部として含まれています。

DC3129A-KITはフル機能ボード・スタック用の製品番号で、事前にプログラミングされたLinduinoボードとRFボードで構成されています。アセンブリ全体がテスト済みですぐに使用できます。詳細についてはDC3129A-KITデモ・マニュアルを参照してください。

ご不明の点は、 EngineerZone に投稿するか、最寄りのアナログ・デバイセズのフィールド・アプリケーション・エンジニアにお尋ねください。

対象となる製品

はじめに

試験装置およびセットアップ

  • Agilent E8257Dなど、最大70GHzの正確な出力電力レベルが得られる、高性能な信号発生器を使用します。
  • DC3129A-KITには、Linduino DC2026C、および最大70GHzの最高性能を実現する1.85mmコネクタが取り付けられたデモ・ボードDC3128Aが含まれています。
  • RF信号用の接続ケーブルは、最高性能を発揮するために最大定格が70GHzである必要があります。
  • オプションの入力減衰を使用するとリターン・ロスを改善できますが、それに応じてログ・インターセプト・ポイントもシフトします。