製品概要
製品概要
デモ回路2666A-A/2666A-Bは、1mΩ以下のDCR検出およびデジタル・パワー・システム・マネージメント機能を備えた、広い入出力電圧範囲の高効率デュアル出力、PolyPhase DC/DC降圧レギュレータであるLTC7132を構成します。このデモ・ボードには、2つのバージョンがあります。DC2666A-Aは2相デュアル出力として構成し、DC2666A-Bは2相シングル出力として構成します。どちらのバージョンも6V~20Vの入力電圧範囲で動作します。DC2666A-Aの工場出荷時のデフォルト出力電圧は、どちらの出力もチャンネルあたり20Aの負荷電流定格でVOUT0 = 1V、VOUT1 = 1Vです。DC2666A-Bの工場出荷時のデフォルト出力電圧は、40Aの負荷電流定格でVOUT = 1Vです。各バージョンのチャンネルで最大25Aの負荷電流を供給できます。
出力電圧は、0.6V~1.8Vの範囲でプログラムできます。出力電圧を1.8Vより大きい値にプログラミングするには、インダクタの変更と外部DCRネットワーク・コンポーネントが必要になり、また、LTC7132のデータシートに記載されている熱ディレーティング曲線に基づいて最大出力電流のディレーティングが必要になる場合があります。工場出荷時のデフォルトのスイッチング周波数は、425kHzにプリセットされています(代表値)。DC2666A-A/DC2666A-Bは、DCRが非常に低い外部インダクタを使用して、1mΩ以下のDCR電流検出アプリケーションで優れた性能を発揮するデバイスの機能をデモンストレーションします。
DC2666Aのどちらのバージョンにも、PMBusインターフェースとデジタル・パワー・システム・マネージメント機能が搭載されています。オンボード12ピン・コネクタを使用してDC1613Aドングルをデモ・ボードに接続できるため、LTpowerPlay®ソフトウェア開発ツールを使用してデバイスとの通信とプログラミングを簡単に実行できます。LTpowerPlayソフトウェアとI2C/PMBus/SMBus DC1613Aドングルにより、入出力電圧、入出力電流、スイッチング周波数、内部ICダイの温度、外部電源コンポーネントの温度、障害ログのテレメトリをリアルタイムに監視できます。プログラマブルなパラメータには、デバイス・アドレス、出力電圧、コントロール・ループ補償、スイッチング周波数、位相インターリーブ、動作モード(DCMまたはCCM)、デジタル・ソフト・スタート、シーケンシングおよび時間ベースのシャットダウン、入出力過電圧、出力過電流、ICダイと電源コンポーネントの過熱に対する故障検知応答などがあります。
LTC7132は熱強化型低プロファイル140ピン9mm × 11.25mm × 2.22mm BGAパッケージを採用しています。DC2666A-A/DC2666A-Bを使用したり変更を加えたりする前に、LTC7132のデータシートとデモ・マニュアルを読むことを推奨します。
DC2666A-A:6V ≤ VIN ≤ 20V、VOUT0/VOUT1 = 0.6V~1.8V(20A時)、25A(ピーク)
DC2666A-B:6V ≤ VIN ≤ 20V、VOUT = 0.6V~1.8V(40A時)、50A(ピーク)
対象となる製品
関連資料
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DC2666A-A Schematic2021/03/27PDF72 K
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DC2666A-B Schematic2021/03/27PDF72 K
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DC2666A – Demo Manual (Rev. 0)2021/04/01PDF2 M
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DC2666A Design Files2021/03/29ZIP747 K