DC2619A

製品概要

DC2619A は、各種レギュレータへのインターフェースとなる LTC2972 電源システム・マネージャ用のデモンストレーション・システムです。このボードには、8 つの電源を管理する 2 チャンネル LTC2972 デバイスを使用する電源システムのデモンストレーションに必要なすべての回路が搭載されています。8 つの電源には、リニア電圧レギュレータやスイッチング・レギュレータ、および電圧や電流を検知するさまざまな方法をデモンストレーションすることを目的とした電源が含まれます。このデモ用ボードは、高度な 8 チャンネルのプログラマブルな電源システムを提供します。

LTC2972 は 2 チャンネル I²C/SMBus/PMBus 電源システム・マネージャで、入力電流と電力量を正確に計測できます。このデバイスは、入力電流と入力電圧をモニタし、入力電力と電力量を計算します。DC2619A は 8 つの電源をシーケンス／トリム／マージン付け、監視、モニタし、故障ログを作成する LTC2972 の能力を実証します。LTC2972 は、各チャンネルの出力電圧と出力電流をモニタし、さらに外部温度センサーと LTC2972 自体の内部ダイ温度もモニタします。

DC2619A ボードは、8 つの独立した電源レールを内蔵しています。+5 V/–5 V レールはスイッチド・キャパシタ LTC3260 レギュレータをベースとしており、1.0 V/1.2 V レールは LTC3633 スイッチング・レギュレータによって給電され、1.5 V/1.8 V レールは LTC3405A スイッチング・レギュレータ、2.5/3.3 V レールは LT3086/LT3055 リニア電圧レギュレータによって給電されます。このボードはこれらの電圧に基づいて事前設定済みであり、帰還抵抗で再度設定できます。

LTpowerPlay® グラフィカル・ユーザー・インターフェース（GUI）は、このデモンストレーション・システムをサポートしており、LTC2972 のフル機能を完全に制御できます。合わせて、LTpowerPlay ソフトウェアと DC2619A ハードウェア・システムは、LTC2972 の構成設定値を設計しテストするための強力な開発環境を作り出します。LTpowerPlay は、LTC2972 の内部 EEPROM またはプロジェクト・ファイルにこれらの設定値を保存します。このソフトウェアは構成設定値とパワー・システム・マネージメント IC からのリアルタイム計測値をすべて表示します。遠隔測定がアクセスを容易にし、LTC2972 が作成する障害ログのデコーディングを可能にします。このボードには、DC2619A 上の 8 つの電源レールに適した EEPROM 値が事前にプログラムされています。プラグ・アンド・プレイにより、接続するだけで使用できます。

LTpowerPlay を使用した Linear Express® の事前プログラム済みデバイスをご注文ください。

以下の項目が必要です。

• +12 VDC 電源
• USB-to-I2C/SMBus/PMBus コントローラ（DC1613）
• LTpowerPlay ソフトウェア