製品概要
製品概要
デモ回路241CはLTC1535絶縁型RS485トランシーバーを紹介するものです。LTC1535は2,500Vの絶縁が特長で、チップの左半分にはおなじみのRS485ロジック機能と絶縁型スイッチング・コンバータ、右半分にはRS485トランシーバーを内蔵しています。両側に、内部の容量性絶縁バリアをまたいでデータを送受信するための通信セクションがあります。LTC1535では大型のシステムで問題の原因となるグラウンド・ループを中断できます。また、データ損失を発生させることなく、グラウンドを基準としたハイ・コモン・モード振幅を処理できます。
絶縁に関する考慮事項
このボードはCTX02-14659トランスによる制限を受け、構築時点で500Vの絶縁を実現するよう設計されています。フル3750V UL認定可能トランスもCoiltronicsからCTX02-14608として提供されています。LTC1535は2,500Vテストにのみ適合します。その他のトランス・オプションの詳細については、LTC1535データシートを参照してください。
ロジック・インターフェース
DC241Cの左半分にはロジック・インターフェース・セクションがあります。+5Vおよびロジック・グラウンド(VCC1およびGND1)用に大型端子が提供されています。入力電流は約94mAです。より小型の端子がRO(レシーバー出力)、RE(レシーバー・イネーブル)、DE(ドライバ・イネーブル)、DI(ドライバ入力)に接続します。これらの端子はLTC485の業界標準のピンアウトに適合するように配置されています。
RS485インターフェース
右側には絶縁型RS485セクションがあります。チップは全二重動作を実現するように設計されています。そのため、レシーバー入力A-Bとドライバ出力Y-Zが小型端子に送られます。レシーバーにはローカル出力RO2もあります。大型の端子VCC2とGND2はトランスから給電されており、外部電源は不要です。これらは絶縁型コンバータの出力をモニタリングする目的で組み込まれています。
DC241Cのその他の特長
両側に電力の有無をモニタリングするための緑色のLED(D1、D3)があります。3.3k直列抵抗では暗い表示になりますが、電流を削減できます。高精度の電源電流測定を実現するには、JP1とJP3によりLEDを無効化します。
120Ω、1/4Wの終端が付属しています。これらの終端はジャンパJP4(レシーバー)およびJP5(ドライバ)で選択します。半二重動作はS1により簡略化されています。S1はAをYに、BをZに短絡します。左側が半二重で、右側が全二重です。ドライバのスルー・レートはJP2で制御されます。左側が低速で、右側が高速です。
端子ブロックJ1はDC241Cをシステムに接合する最も簡便な方法です。J1には2mmのスクリュー・ドライバ(Xcelite® P3321を推奨)が必要です。Xcelite R181では強く押しても適合しません。
この回路ボードの設計ファイルが提供されています。
関連資料
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DC241C Schematic2020/11/13PDF19 K
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DC241C Demo Manual (Rev. A)2019/04/03PDF107 K
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DC241C Bill of Materials2020/11/13XLSX13 K
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DC241C Design File2020/11/13ZIP679 K