製品概要
製品概要
デモ回路2362Aは、LT3033を搭載した調整可能な3Aリニア電圧レギュレータです。LT3033は、0.95Vまでの単入力電源で動作する超低ドロップアウト電流(VLDO™)のリニア電圧レギュレータです。本デバイスは3A出力電流を95mV(代表値)のドロップアウト電圧で供給します。LT3033は低い入力電圧から低い出力電圧への変換に最適であり、スイッチング・レギュレータに匹敵する電気効率を備えています。
LT3033では、10µFの低ESRセラミック出力コンデンサによって安定性と過渡応答が最適化されます。REF/BYPピンの10nFバイパス・コンデンサによって、出力電圧ノイズを10Hz~100kHzの帯域幅では代表値で60µVRMSに低減します。ソフト・スタート時間はREF/BYPコンデンサの値に正比例します。
LT3033の電流制限値は、広い入力電圧範囲と温度範囲で±12%の精度であり、1個の抵抗でプログラムできます。入力-出力間の電圧差が5Vを超えると、フォールドバック電流制限機能によって内部電流制限レベルが下げられます。それによって、外部のプログラム可能な電流制限がオーバーライドされる場合があります。
LT3033には、ADJピンが公称値の8%以内になっていることを示すPWRGDピンがあります。外付けプルアップ抵抗をPWRGDからINピンまたはOUTピンのいずれかに接続すると、PWRGDは出力が安定化電圧の90.1%未満になるとプルダウンされます。出力電圧が安定化電圧の92%を超えて上昇すると、PWRGDピンの電圧はプルアップされます。
LT3033には、IMONピンとGNDの間に抵抗を接続することによって出力電圧を監視できる機能を搭載しています。IMONピンは電力PNP電流の2650分の1を出力するPNPカレント・ミラーのコレクタです。この回路はVIMON ≤(VOUT – 400mV)の場合に機能します。
LT3033には、シャットダウン、バッテリ逆入れ保護、ヒステリシスによる熱制限、および逆方向電流保護も搭載されています。
LT3033は、リファレンス200mVまでの出力電圧を持つ調整可能なデバイスとして使用可能です。本デバイスは熱強化型低プロファイル3mm × 4mm × 0.75mm QFNパッケージを採用しています。
LT3033のデータシートには、部品、動作、および用途の詳細が記載されています。このデータシートは必ず、デモ回路2362Aのクイック・スタート・ガイドと併せて参照してください。
対象となる製品
関連資料
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DC2362A - Schematic2018/09/13PDF29 K
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DC2362A - Demo Manual2018/09/13PDF273 K
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DC2362A - Design Files2018/09/13ZIP1 M