製品概要

機能と利点

  • レベル2、7kW~22kW電気自動車用給電装置(EVSE)の計測サブシステムおよびその他の選択された機能
  • ADE9112、ADE9113、ADE9178用のフル機能ボード
  • 3相、最大240V RMSの相電圧定格
  • 最大32Aの電流測定定格(シャント内蔵)
  • 最大22kWの負荷への結合電力伝送をサポート
  • 低消費電力のセキュアなマイクロコントローラMAX32672を搭載
  • エネルギーと状態の更新を確認できるLCDディスプレイをサポート
  • RS-485通信インターフェースを介してMODBUS™プロトコルをサポート
  • EVerestオープン・ソース・ソフトウェア(OSS)と通信するためのProtobuf™メッセージをサポート
  • IEC61851準拠のステート・マシンを実装

製品概要

AD-ACEVSE22KWZ-KITは、レベル2、7kW~22kW ACの電気自動車用給電装置(EVSE)の計測サブシステムおよびその他の選択された機能のリファレンス・デザインです。ADE9113(絶縁型Σ-Δ A/Dコンバータ(ADC))とADE9178(計測用デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP))の組み合わせにより、電気自動車(EV)に供給されるエネルギーを正確に測定します。超低消費電力のARM® Cortex®-M4プロセッサ内蔵のMAX32672(高コスト効率、高集積、高信頼性の32ビット・マイクロコントローラ)が搭載されており、エネルギー測定値を蓄積し、それをホストへ確実に送信して表示することができます。充電プラグが電気自動車に挿入されると、マイクロコントローラ上で充電制御ステート・マシンが実行され、様々な充電状態に遷移します。このキットには、充電サイクル中のエネルギー測定値と状態遷移を読み取るためのフレキシブル・プリント回路(FPC)コネクタとLCDが含まれています。ボードの端にあるコネクタに、電源入出力信号、CP(Control Pilot)信号、PP(Proximity Pilot)信号用の配線があります。EVに供給されるエネルギーは、シャントおよび抵抗ラダー・ネットワーク間の電圧降下として測定されるため、フィールドでボードを簡単にセットアップできます。

はじめに

必要な装置

  • USB-TTLシリアル・アダプタ(ADAFRUIT™ Industries 954 USB to TTLを推奨)
  • USB to RS-485アダプタ(Waveshare™ USB to RS-485を推奨)
  • EVエミュレータ(オプション)(Megger® EVCA210を推奨)
  • 12V、2A電源
  • 単相または3相電源、100VAC~240VAC、1相あたり0.6Aを供給可能
  • 単相または三相負荷