製品概要
機能と利点
- 出力ステータス:サンプル・レート、出力チャンネル数、チャンネル当たりの出力チャンネル数、出力チャンネル設定。
- API:C言語から呼び出し可能な「プッシュ」API
- エラー・コード:最大3個の特有なエラー・コードをレポート
- コード・ベースのオリジン:ドルビー・プロ・ロジックIIx実装キット・バージョン1.0
- コンプライアンス:ドルビー・プロ・ロジックIIx用のドルビー・コンプライアンス/認証条件
- フレームワーク依存性:なし。プロセッサのペリフェラルやレジスタへの依存性なし。
- 動作保証プロセッサ:ADSP-BF531/2/3/4/6/7、ADSP-BF522/3/4/5/6/7、ADSP-BF542/4/7/8/9
- フレームワーク依存性:なし。プロセッサのペリフェラルやレジスタへの依存性なし。
- リリース・フォーマット:ソース・コード・ラッパ付きオブジェクト・コード
- 入力フォーマット:PCM 16/32ビット、最小限のステレオおよび最大5.1チャンネル、インターリーブなし
- 出力フォーマット:PCM 16/32ビット、最大7.1チャンネル、インターリーブなし
- サンプル・レート:32、44.1、48、64、88.2、96、176.4、192kHz
- マルチチャンネル:リエントラントとマルチインスタンスに完全対応
製品概要
Dolby®プロ・ロジックIIxは、ステレオまたは5.1チャンネル・オーディオを6.1または7.1チャンネルに拡張することを目的とした、ドルビー・ラボラトリーズが保有するアルゴリズムです。ドルビー・プロ・ロジックIIxデコーダ(DPLIIx)はマトリックス・サラウンド・デコーディング技術を使用し、チャンネル数の増加したサラウンド・サウンド再生感覚を生み出すものです。DPLIIxには、家庭や車のエンタテインメント・システム、PCオーディオ、ゲーム・コンソールなどのアプリケーションがあります。ドルビー・プロ・ロジックIIxデコーダには3種類のリスニング・モードがあり、ユーザは様々な種類のオーディオ・プログラムに合わせてオーディオ再生を調整できます。
ライセンス
各モジュールはアナログ・デバイセズ(ADI)のBlackfinまたはSHARCプロセッサ・ファミリに対応しており、オブジェクト・コード・フォーマットで使用可能なライセンスを取得済みの製品です。この製品の受領に際しては、アナログ・デバイセズとのライセンス契約に署名または同意した後に、そのライセンス契約で指定されたモジュールの出荷を受けるかダウンロードする必要があります。
パフォーマンス測定基準
MIPSの概要:
コード・メモリ(KiB) |
データRAM(KiB) |
定数データ・テーブル(KiB) |
MIPS |
|
平均 |
ピーク |
|||
12.54 |
14.17 |
2.2 |
89.9 |
92.9 |
- MIPSの測定は、Fs = 48kHz、最適なメモリ・レイアウト、最も厳しいケースのテスト・ベクタ、ステレオ入力、7チャンネル出力の条件で、ADSP-BF537を使用して行いました。
- コードはすべてのADSP-BF5xxプロセッサで使用できます。
- 1つのインスタンス用の「データRAM」には、スタック、スクラッチ、インスタンス/ステート、最小限の入出力単一バッファが含まれます。
- 入力バッファ・サイズは1024バイト、出力バッファ・サイズは3584バイトで、すべて16ビット・サンプルを格納しています。
- 考慮対象のフレーム・サイズはチャンネルあたり256サンプルです。
- 1 KiB = 1024バイト。
システム条件
- Windows XP Professional SP3(32ビットのみ)。
- Windows Vista Business/Enterprise/Ultimate SP2(32ビットのみ)。ソフトウェアは非UAC保護ロケーションにインストールすることを推奨します。
- Windows 7 Professional/Enterprise/Ultimate(32ビットおよび64ビット)。ソフトウェアは非UAC保護ロケーションにインストールすることを推奨します。
- 最小2GHzのシングル・コア・プロセッサ。3.3GHzのデュアル・コアを推奨。
- 最小1GBのメモリ(RAM)。4GBを推奨。
- 最小2GBのハード・ディスク(HDD)容量が必要。