MAX9702
1.8W、フィルタレス、ステレオ、D級オーディオパワーアンプおよびDirectDriveステレオヘッドフォンアンプ
製品の詳細
- スペクトラム拡散変調によってEMI放射を低減
- プログラマブルなモノラル、ステレオ、ミュート、およびミックス機能
- ステレオ出力:1.1W (8Ω、VDD = 5V)
- ヘッドフォン出力:48mW (32Ω、VDD = 3.3V)
- ステレオ出力:1.8W (4Ω、VDD = 5V)
- 効率:94% (RL = 8Ω、PO = 1.1W)
- 高PSRR:73dB (f = 217Hzにおいて)
- I²Cプログラマブル利得:最大+21dB
- クリック/ポップノイズ抑制装備
- 低電力シャットダウンモード:0.1µA
- 短絡/熱過負荷保護
- ESD保護ヘッドフォンドライバ出力:±8kV (HBM)
MAX9702は、高効率のD級スピーカアンプと高リニアリティAB級ヘッドフォンアンプを統合しています。このため、スピーカモードではバッテリ寿命を最大限に延ばし、ヘッドフォンモードでは性能を最大化しています。MAX9702は、5V電源からチャネル当り最大1.1Wを8Ω負荷に、1.8Wを4Ω負荷に供給します。マキシムの第2世代のスペクトラム拡散変調方式によって、従来のD級出力フィルタが不要になります。
MAX9702には、固定周波数モード(FFM)と、EMI放射を低減するスペクトラム拡散モード(SSM)の2種類の変調方式があります。MAX9702のスピーカアンプは完全差動アーキテクチャ、フルブリッジ接続負荷(BTL)出力、および包括的クリック/ポップノイズ抑制を備えています。MAX9702のスピーカアンプは、75dBの高PSRR、0.07%の低THD+N、および97dBを超えるSNRを備えています。短絡/熱過負荷保護によって、障害状態時にデバイスを損傷から保護します。
ヘッドフォンアンプは、単一電源からグランド基準出力を生成するマキシムのDirectDrive®アーキテクチャを採用しているため、大容量出力コンデンサが不要になり、コスト、基板面積、および部品の高さを縮小します。80dBの高PSRRと0.02%の低THD+Nによって、クリーンで低歪みのオーディオ信号の増幅が保証されます。
I²Cインタフェースを通じて、スピーカおよびヘッドフォンの利得、モノラル、ステレオ、およびミュート機能が設定されます。
MAX9702は、28ピンTQFN-EP (5mm x 5mm x 0.8mm)パッケージで提供されます。MAX9702は、拡張温度範囲(-40℃~+85℃)での動作が保証されています。
アプリケーション
- 車載用マルチメディア
- 携帯電話
- ドッキングステーション
- 携帯ゲーム用コンソール
- MP3プレーヤー
- マルチメディア電話
- PDA電話
- PMPプレーヤー
- スマートフォン
ドキュメント
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
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