MAX9526
新規設計には非推奨低電力、高性能NTSC/PALビデオデコーダ
高性能54MHz/10ビット動作の超低電力(200mW)ビデオデコーダ
製品の詳細
- NTSCおよびPALの全規格に準拠
- NTSC M、NTSC J、NTSC4.43、PAL B/G/H/I/D、PAL M、PAL N、PAL60
- ユーザー設定可能な16のレジスタで設定および操作が容易
- 自動設定と規格の選択
- 真の10ビットディジタル処理機能付き10ビットの4倍オーバーサンプリング(54Msps) ADC
- 柔軟性のある出力フォーマット
- TRS埋め込み10ビットパラレルITU-R BT.656出力
- HSおよびVSを分離した8ビットパラレルITU-R BT.656出力
- ディジタルおよびアナログ電源電圧:+1.8V
- ディジタルI/O電源電圧:+1.7V~+3.45V
- 全自動車用温度範囲(-40℃~+125℃)
- 低電力モード
- シャットダウン(< 100µW、typ)
- 入力の有無の継続検出機能を持つスリープモード(< 5mW、typ)
- AGC付き2:1ビデオ入力マルチプレクサ
MAX9526は、NTSCまたはPALのコンポジットビデオ信号をITU-R BT.656規格に適合した、8ビットまたは10ビットのYCbCrコンポーネントビデオ信号に変換する低電力ビデオデコーダです。このデバイスは、全動作モードで立ち上がり、検出された入力規格のデコード用に自動的に設定を行います。MAX9526は、通常動作時に200mWの電力を、シャットダウンモード時に標準的に100µW以下の電力を消費します。
内蔵の10ビット、54MHzのアナログ-ディジタル変換器(ADC)は、4倍のオーバーサンプリングで入力をサンプリングします。MAX9526は、ADCの最大スケールレンジを正確に最適化するためのオフセット補正および自動利得制御によるDC再生回路を備えています。
アナログアンチエリアシングフィルタの内蔵によって、外付けのフィルタリングが不要になります。MAX9526は、入力の有無に基づく自動信号選択を行う2:1の入力マルチプレクサを備えています。
内蔵のラインロック位相ロックループ(PLL)は、サンプルクロックおよびITU準拠の出力を供給するためのラインロッククロック(LLC)出力を生成します。この他にPLLは、サンプルクロックおよび出力クロックの供給用として水晶発振器のそれぞれ2xと1xの周波数に設定することができます。
MAX9526は、クロスクロミナンスおよびクロスルミナンスの影響を減少させるための、マルチライン適応型コムフィルタを備えています。
ディジタルおよびアナログ両方の供給電源として、1.8V単一の供給電源を使用します。広範囲なディジタルプロセッサとの直接接続を可能にするために、ディジタル出力は、別個の+1.7V~+3.45Vの供給電源で動作します。 MAX9526は、-40℃~+125℃の自動車用温度範囲で動作し、28ピンQSOPおよび32ピンTQFN (5mm x 6mm)の両方で提供されます。
アプリケーション
- 車載エンタテイメントシステム
- 衝突防止システム
- セキュリティ監視/CCTVシステム
- テレビ
ドキュメント
これは最新改訂バージョンのデータシートです。