MAX688
高精度、低ドロップアウトリニアレギュレータ
2mV以下のライントランジェントを持つ、低ノイズ、低ドロップアウト1Aリニアレギュレータ
製品の詳細
- 固定出力:
- 3.3V (MAX687/MAX688)
- 3.0V (MAX689)
- 外部PNPトランジスタを直接駆動
- 10mA以上のベース駆動電流により1A以上の出力
- 低ドロップアウト電圧:
- 650mA出力時に100mVのドロップアウト(FZT749)
- 200mA出力時に40mVのドロップアウト(FZT749)
- 4A出力時に0.8Vのドロップアウト
- パワーフェイル出力により出力電圧を監視
- 出力が安定化領域より低下した場合の自動ラッチ付シャットダウン(MAX687)
- 高精度のシャットダウン制御スレッショルド(MAX688/MAX689)
- 低消費電流:
- 動作時150µA
- シャットダウン時1µA以下
- 電源電圧範囲:2.7V~11.0V
- パッケージ:8ピンDIP/SOP/µMAX®
- 3.4Vから3.6V入力でライン変動2mV以下
- 出力精度:±2%以下
MAX687/MAX688/MAX689は、入出力電圧差が外部PNPトランジスタによってのみ制限される低ドロップアウトのリニアレギュレータです。出力は3.3V (MAX687/MAX688)または3.0V (MAX689)に固定されています。必要とする外付部品は、PNPパストランジスタと出力補償用およびバイパス用のコンデンサだけです。外部トランジスタへのベース駆動電流は10mA以上で、高利得トランジスタ(β > 100)を用いた場合には、1A以上の出力電流が可能です。出力電流の制限は、外部トランジスタのベース電流を制限することによって行います。出力電圧監視およびシャットダウン機能も備えています。
3.3VのMAX687は出力電圧が2.96V以下になると自動的にシャットダウンします。また、内蔵されたパワーフェイルコンパレータが出力を監視して、デバイスがシャットダウンする前に低出力電圧の警報を出します。シャットダウンされると、ON入力にパルスが印加されるまで出力はオフにラッチされます。このような電源オフ機能により、過放電や電池の逆挿入による損傷が防げます。標準的なアプリケーションとしては、バッテリ電圧が低下時に電源をディセーブルする必要のある携帯電話等のバッテリ駆動機器が挙げられます。
MAX688とMAX689は自動シャットダウン機能を備えていません。またMAX688とMAX689は出力電圧が異なる点を除けば同一です。いずれの製品もアクティブローのシャットダウン制御入力を備え、いつでも出力をオン/オフすることができます。アクティブローSHDNが低下すると、デバイスは、完全にシャットダウンする前にスタンバイモードに入ります。スタンバイモードではリファレンスとコンパレータは完全に動作状態にあるため、ノーマルモードからスタンバイモードに遷移する時のアクティブローSHDNの電圧レベルが正確です。
アプリケーション
- 車載用電子機器
- 高効率リニアレギュレータ
- ポータブル計測機器
- ポータブル電話
- メモリ用電源またはバックアップ電源
ドキュメント
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
評価用キット
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