MAX6638
デュアルシリアルインタフェース付き温度モニタ
製品の詳細
- 衝突回避を備えた独立した2つのSMBus/I²C対応インタフェース
- 高精度:±1.0℃ (+85℃~+100℃) (リモート)
- リモートおよびローカル温度測定
- 3つのプログラマブルな出力アラーム:アクティブローALERT1、アクティブローOVERT1、アクティブローALERT2
- プログラマブルな変換レート
- 11ビットの低ノイズ積分型ADC
- キャリブレーション不要
- 自動スキャン変換
MAX6638は温度管理用センサであり、内部(ローカル)および外部(リモート)のディジタル温度センサと、独立した2つのSMBus™シリアルポートを備えています。リモート温度の精度は±1.0℃で、ローカル温度の精度は±2℃です。また、MAX6638は、0.125℃分解能で利用可能な拡張温度分解能データも備えています。
MAX6638は、次に示す3つのシステムアラームを提供します。すなわち、各SMBusシリアルポート(SMBus1およびSMBus2)で個別設定する可変スレッショルドを備えるチャネル1アラート(アクティブローALERT1)、温度過昇(アクティブローOVERT1)、およびチャネル2アラート(アクティブローALERT2)です。ローカル温度過昇、リモート温度過昇、ローカル温度過冷、またはリモート温度過冷の4つの温度条件のいずれかに違反すると、各アラート出力がアサートされます。温度が温度過昇制限レジスタ内の値を上回ると、温度過昇信号がアサートされます。アクティブローOVERT1出力は冷却ファンを作動させたり、システムシャットダウンをトリガしたりするために使用します。
2線式シリアルインタフェースポートのそれぞれは、MAX6638で処理される統合衝突回避によって相互に独立して標準的なSystem Management Bus (SMBus)のWrite Byte (バイト書込み)、Read Byte (バイト読取り)、Send Byte (バイト送信)、およびReceive Byte (バイト受信)コマンドを受け付けます。各SMBusはそれぞれ単独のシリアルデータレートを動作させて、MAX6638のいずれのレジスタにもアクセスし、データの読取りや書込みを行うことができます。MAX6638は、すべてのデュアルポートデータレジスタアクセス機能を管理し、温度管理用にマルチマスタアーキテクチャにシームレスで矛盾のない統合を行います。
MAX6638は、設定した変換レートまたはシングル変換モードで自動的に測定を行います。各SMBusポートによる変換レートの設定は高い方の変換および更新レートで変換され平均電源電流を管理することができます。シングル変換要求では、チャネル変換管理およびサイクリングがデュアルポートコントローラでレギュレートされ、2変換サイクルの最大遅延があります。
MAX6638の動作範囲は-40℃~+125℃で、0℃~+145℃の範囲で温度を測定します。MAX6638は、エクスポーズドパッド付きの4mm x 4mmの16ピンTQFNパッケージで提供されます。
アプリケーション
- コンピュータマザーボードシステム
- デスクトップコンピュータ
- グラフィックスカード
- ノートブックコンピュータ
- ワークステーション
ドキュメント
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
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