MAX17007B
ノートブックコンピュータ用、組合せ可能な、デュアルQPWMグラフィクスコアコントローラ
2相単出力モードで動作するように組み合わせ可能な2つのスイッチモード電源
製品の詳細
- 高速過渡応答のデュアルQuick-PWM
- 自動ダイナミックREFIN1検出およびPGOOD1/フォルトブランキング
- 固定および可変の出力電圧
- 出力精度:±0.7% (電源および負荷の全範囲)
- OUT1:0~2Vのダイナミック出力または1.05Vのプリセット
- OUT2:0.7V~2Vの範囲または1.5Vのプリセット
- 抵抗設定のスイッチング周波数
- BSTスイッチ内蔵
- 差動電流検出入力
- 低コストのDCR検出または正確な電流検出抵抗
- 内部結合の検出補償
- 結合モードが大電流のダイナミック出力電圧をサポート
- 選択可能な強制PWM、パルススキップ、または超音波モード動作
- 最大入力電圧定格:26V
- 個別のイネーブル入力
- 個別のパワーグッド出力
- 過電圧保護(MAX17007A/MAX17007Bのみ)
- 低電圧/熱保護
- 電圧ソフトスタートおよびソフトシャットダウン
MAX17007A/MAX17007B/MAX17008は、デュアルのQuick-PWM™ステップダウンコントローラで、バッテリ給電システムにおける汎用電源の生成を目的としています。2つのスイッチモード電源(SMPS)を結合して2相で動作する1つの出力モードとすることも可能です。一定オン時間のQuick-PWM動作によって、過渡負荷に対して高速応答を提供し、容易に広い範囲の入力/出力(I/O)電圧比を扱いながら、比較的一定のスイッチング周波数を維持します。スイッチング周波数は、外付け抵抗を使用して、200kHz~600kHzの範囲で個別に調整することができます。差動出力電流検出により、出力検出抵抗を用いた検出で正確な電流制限が可能になり、また無損失のインダクタ直流抵抗(DCR)を用いた電流検出をすることで低消費電力でありながら0.7%の出力精度が維持されます。過電圧(MAX17007A/MAX17007Bのみ)、低電圧保護、および正確なユーザー選択可能な電流制限(15mV、30mV、45mV、および60mV)によって堅牢な動作が保証されます。
SMPS出力は、軽負荷効率を高めるためにスキップモードまたは超音波モードで動作することができます。超音波モードは、パルススキップモードで最低スイッチング周波数を25kHzに維持して可聴ノイズを排除します。
SMPS1の出力電圧は、REFIN1端子の電圧を変化させてダイナミックに調整することができます。このデバイスは、REFIN1の電圧を設定するために使用可能な0.5%精度のリファレンス出力を備えています。外部からの5Vのバイアス電源が内部回路とゲートドライバの給電用に必要です。
明確に定義されたロジックスレッショルドを備えた個別のオン/オフ制御および個別のオープンドレインのパワーグッド出力によって、フレキシブルなシステム構成が可能です。起動時の電流サージを防止するために、内部の電圧目標は緩やかにゼロから最終目標に向って増加します。このスルーレートは、SMPS1用のCSL1端子では1.3mV/µsで、SMPS2用のFB2端子では0.65mV/µsです。シャットダウン時には、出力がリンギングしてグランドを下回ることを防ぐために、内部の電圧目標は、それぞれの対応する同じスルーレートで前の値からゼロまで低下します。内蔵ブートストラップスイッチは、外付けのブートストラップダイオードを不要にします。
MAX17007A/MAX17007B/MAX17008は省スペース4mm x 4mm、エクスポーズド裏面パッド付きの28ピンTQFNパッケージで提供されます。MAX17007Bは、MAX17007Aよりもクロストーク性能を改善します。
アプリケーション
- 2~4個のLi+ (リチウムイオン)セルバッテリ駆動デバイス
- GPUコア電源
- 低電力I/O電源
- ノートブックコンピュータ
ドキュメント
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
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