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 コラム 2 

はんだ付けに挑戦


はじめに

ADT7410をブレッドボードに接続するには、はんだごてを使用してモジュールを完成させる必要があります。本コンテンツで使用する製品は、小型の基板上にデバイスがすでに、はんだ付けされているものを使用しますが、ブレッドボードに差し込むためのピンがはんだ付けされていませんので、自分で完成させる必要があります。



用意するもの

  • はんだごて
  • はんだ
  • ブレッドボード
  • ADT7410温度センサーモジュール基板

 

はんだごて、はんだなどは、ネット通販などで購入が可能です。購入の際は、はんだごてと一緒に、こて台と言われる、はんだごてを収納する台を一緒に購入することをおすすめします。はんだごては使用中、非常に高い温度になります。スイッチを入れ、高温の状態で机に置くと、コロコロ転がったり、はんだごての電源コードを溶かしたりと危険な状況になる可能性があります。こて台を使用することで、安全に作業をしながらはんだ付けを行うことができます。

はんだごてを扱う際は、やけどなどに十分注意してください。


はんだ付け

まず、付属のピンをブレッドボードに差し込みます。

 

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図1、ピンをブレッドボードに差し込む

 

その上から、基板を差し込み、火傷をしないように、はんだ付けを行います。
はんだごてでピンを温め、そこにはんだを溶かしていきます。

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図2、温度センサー基板をピンに差し込み、はんだ付けを行う

 

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図3、ピンと温度センサー基板のはんだ付け完成

さらに、今回使用したADT7410の基板に乗っているプルアップを使用するパッドにもはんだ付けを行います。
使用するマイコンやセンサーによって、はんだ付けによってセンサーの設定の変更や、今回のようにプルアップすることができます。使用するセンサーや、センサーモジュール基板の説明書をよく確認して使用してください。

 

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図4、ADT7410温度センサー基板のはんだ付けが完成

これで、ADT7410の準備が完了しました。