従来型ドライブをインテリジェント・アクチュエータにアップグレード

IO-Link®は、従来のセンサーとアクチュエータのインテリジェント化を可能にする強力な双方向通信技術です。インテリジェント・アクチュエータの診断とパラメータ化をオンザフライで行うことができるため、工場の処理能力が高まり、ダウンタイムが最小限に抑えられます。

生産能力の増強から設備機能の全面変更まで、需要の変化に対応するための工場の柔軟性の向上や、オートメーション機器の即時適応のニーズはいたるところにあります。このニーズを満たすには、デバイスと現実世界の接点であるエッジにインテリジェンスを加えることで、新たなレベルの即時性と柔軟性を実現する必要があります。この鍵となるのが、世界初の標準化(IEC 61131-9)されたIO技術であるIO-Linkです。

IO-Link技術とは

IO-Linkは、センサーとアクチュエータ用の既存の3線式接続技術に基づく、初めて標準化された強力な双方向ポイント・ツー・ポイント通信技術です。IO-Linkは産業用システムにおいて、センサーおよびアクチュエータとコントローラとのやり取りを調整します。フィールド・バスや産業用イーサネットなどの一般的な産業用アーキテクチャと互換性があるため、追加のケーブル配線なしで、標準コネクタ(通常はM12)を使用して既存のPLCまたはHMIに簡単に接続できます。このように、IO-Link技術によってインテリジェント・アクチュエータの電気特性に対する広範な診断とオンザフライのリモート調整が可能になるため、工場のダウンタイムを最小限に抑え、処理能力を最大限に高めることができます。

IO-Link Master

インテリジェント・アクチュエータで工場の生産性を高める

PD42-1-1243-IOLINKインテリジェント・アクチュエータは、業界をリードするモーション・コントロール技術をプラグアンドプレイ・ソリューションに組み込んだものです。競合ソリューションと比較して2.6倍小型で消費電力が50%以上低く、工場の現場にインテリジェンスをもたらすことができるため、工場の稼働時間が向上し、処理能力が最大限に高まります。それを実現するために、TMC2130-LAモータ・ドライバとMAX22513 IO-Linkトランシーバーを組み合わせて、IO-Link双方向汎用インターフェースの利点を生かしています。PD42-1-1243-IOLINKインテリジェント・アクチュエータは、市販されている他のソリューションよりも50%多くの設定および性能パラメータを監視することで、工場の生産性を向上させます。