ADP2504 - FAQ

出力電流が少ないとき、DC/DCの動きはどのようになるのか?

Q:  ± DC/DCコンバータの効率グラフで、消費電流が少ないときにグラフが途切れているものがあるが、途切れた領域で使用した場合、DC/DCの動きはどのようになるのか?

A:   DC/DCコンバータの動きは、コントローラICに依存します。「どの負荷に対しても一定の動作を行うもの」と「軽負荷に対して、特別な動作をするもの」があります。この特別な動作によって、軽負荷時における電源の変換効率を改善します。

図1. DC/DCコンバータ 効率グラフ

図2. DC/DCコンバータ 動作波形

出力電流はの規定の最大値は

Q:   ADP2504のデータシートを見たところ P6の図4より、1.0Aフル出力が可能なように見えます。その認識であっていますか。

A:   ADP2504の出力電流は、規定の最大値が1Aとなっています。これ以上出力することは回路的には可能ですが、スペック等の保証範囲ではありません。規定動作が保証できる範囲は1Aまでとお考えください。

スイッチング電源など使用できるICを紹介してほしい。

Q:  ± スイッチング電源など使用できるICを紹介してほしい。

A:   電源仕様からマッチングする電源ICをお探しの場合は、ぜひ、ADIsimPower™電圧レギュレータ設計ツールをご利用ください。ICの提案だけでなく、必要な電源仕様に対して電源回路・BOM・各種シミュレーション結果など様々な情報を出力します。

突入電流により出力が停止する?

Q:   ADP2504の突入電流(出力側負荷による出力側突入電流)の値及び、その時間によっては出力停止等ありますでしょうか?

A:   突入電流による立ち上がりの不具合は、ソフトスタート機能により、ある程度まで対応することが可能ですが、この機能は内部で固定となっております。これを越えるような大きなコンデンサなどがつくと、過電流保護により出力が立ち上がらなくなります。