FAQ
ADM3312E - FAQ
電源OFF時のRx入力信号からVccへのリーク電流
Q: ADM3312E非通電時に、外部からRS232C信号がRINに入力された場合に、ADM3312EのVCC端子に-0.3V程度の電位が発生します。問題ないのでしょうか?また他の回路に影響を及ぼさないための対策はあるのでしょうか?
A: ADM3312Eが非通電時に外部からRS232信号がRINに入力された場合に、ADM3312Eの内部では、-入力はクランプ回路により-0.5Vに制限されます。また、+の信号を制限するアクティブクランプ回路のFETのソースがこの電位によりバイアスされゲートはVCCにつながっています。FETのソースに-0.5Vの電圧が加わった時、ゲートのリーク電流<数十µAによりVCCがバイアスされVCCに-の電圧が発生します。発生する電圧はVCCを駆動する電源のインピーダンスにより変化しインピーダンスが高い場合には、-0.3Vほどの電圧になります。また、VCCとGND間に抵抗を接続することにより発生する電圧を低下させることができます。