AD7791 - FAQ

未使用ロジック入力は?

Q:   /CONVSTやALERT、/BUSY信号を使用しない場合の処理を教えてください。

A:   未使用ロジック入力はノイズの影響でエッジが発生することを避けるためPull upなどでLOGIC high固定してください。

What are some general design considerations when using the AD779x ADC?

AD779x general design considerations.

Download PDF

FAQs for the AD779x family.

Download PDF

内蔵アンプをEnableにすると変換誤差が大きくなる

Q:   AIN3にADCの基準電圧を接続し、AIN1に、アナログ入力電圧を入れております。(AIN1(-)とAIN3(-)は未使用) ADCの内部バッファ有効とすると、AD変換結果が入力電圧より下がり、バッファを無効にすると、正常にAD変換され、アナログ入力電圧値とイコールになります。バッファ有効でも、AIN1(-),AIN3(-)を接続すると、正常に変換されます。

A:   二つ可能性があります。ADCの各入力ペア(AIN1+ / AIN1-、AIN2+ / AIN2-, AIN3+ / AIN3-)は差動入力となっていますが、この各入力をバッファーアンプに通すと、このバッファーアンプの入力のバイアス電流が入力ピンに流れます。 そのため各入力には、バイアス電流のリターン経路が必要になります。各入力に接続される信号源のグランドがこのリターン経路になりますが、これらのグランドがひとつに接続されていないと、誤差が発生します。 次に入力の電圧がどれぐらいかということです。このADCは、内蔵のバッファーアンプや計装アンプ(Instrumentation Amp)を使用しないと(パスさせると)、入力はほとんど0V~電源電圧まで扱うことができますが、これらのアンプを経由するとこの範囲が上下の動作範囲が狭まります。入力してアンプが壊れるということはありませんが、アンプの動作が頭打ちとなり、正確に信号を伝送できません。入力電圧範囲がこの中にかかっていますと、変換のフルスケールが頭打ちとなり、変換誤差となります。この2点を確認してください。