製品概要

機能と利点

  • MAX25510、MAX25511、およびMAX25512の堅牢性を実証
  • 広い入力動作範囲:3V~36V (最大40Vのロードダンプ)
  • 中~大型の車載LCD ディスプレイおよびディスプレイバックライトアプリケーション用高輝度(HB) LED (最大4ストリング)に給電
  • 抵抗で設定可能なスイッチング周波数:400kHz~2.2MHz (スペクトラム拡散オプション内蔵)
  • 位相シフト調光オプション
  • サイクル単位の電流制限およびサーマルシャットダウン機能を実証
  • 広い調光比を実証
  • EMIと音響性能の向上およびより高い調光比を実現するバイブリッド調光を実証
  • フェードイン/アウトによるスムーズな輝度遷移を実証
  • サーマルフォールドバック機能を示す設計
  • I2C設定可能(MAX25512のみ)
  • 専用GUI
  • 実証済みPCBおよびサーマル設計
  • 完全実装および試験済み

製品概要

MAX25512の評価キット(EVキット)は、車載ディスプレイ用I2Cインタフェース内蔵集積型4チャネル高輝度LEDドライバのMAX25512、およびそのスタンドアロンモードの同等製品、すなわちMAX25510、MAX25511を実証します。このEVキットは3V~36Vの範囲のDC電源電圧で動作し、スイッチング周波数は2.2MHzまたは400kHzのいずれかに設定可能です。このEVキットは、スタンドアロンモードまたはI2Cモードで動作するように設定可能です。スペクトラム拡散モード(SSM)はデフォルトでイネーブルされ電磁干渉(EMI)を向上させますが、レジスタビットの操作(MAX25512)またはSET端子に接続する抵抗の適切な選択(MAX25510およびMAX25511)によってディセーブルすることも可能です。

このEVキットは位相シフトパルス幅変調(PWM)調光を実証します。調光は、DIM PCBパッドに印加するPWM信号を使用して外部的に行うか、またはI2Cを介して所望の調光周波数および個別のデューティサイクルを設定することによって内部的に行うことができます(MAX25512のみ)。ハイブリッド調光機能は、レジスタビットを介してイネーブルしてEMIを低減することが可能です(MAX25512のみ)。このEVキットはLED電流フォールドバックオプションを備え、温度の関数として、負温度係数(NTC)センサー(付属しません)によって、またはアナログ調光を介して機能します。I2C設定可能(MAX25512)または抵抗で設定可能(MAX25510およびMAX25511)な自動フェード機能も利用可能です。

最後に、このEVキットは短絡LED、オープンLED、LEDのグランドへの短絡、ブースト出力のグランドへの短絡/低電圧および過電圧、および過熱障害保護を実証します。2.2MHzまたは400kHz以外のスイッチング周波数で動作させる場合は、ICのデータシートに記載された計算に従って外付け部品を選んでください。

このEVキットはI2Cインタフェースを提供し、MINIQUSB+アダプタボードまたはサードパーティー製I2Cマスターと組み合わせて動作可能です。また、このEVキットはIC (MAX25512のみ)の機能を実行するための簡素なグラフィカルユーザーインタフェース(GUI)を提供するWindows®対応ソフトウェアも備えています。

注:MAX25512のEVキットの回路図および部品表(BOM)では、U2としてMAX25512 (MAX25512ATG/V+)のみを示していますが、MAX25512をMAX25510 (MAX25510ATGA/V+)またはMAX25511 (MAX25511ATGA/V+)に置き換える場合も、その他の差違はありません。

アプリケーション

  • 車載セントラルインフォメーションディスプレイ
  • 車載ヘッドアップディスプレイ
  • 車載計器クラスタ

ツールおよびシミュレーション

ソフトウェア開発