ADIsimSRD デザインスタジオ

短距離ワイヤレス・システムを構築して最適化。実験室での作業が不要に!

短距離ワイヤレス・システムの設計と最適化は、互いに依存するさまざまなパラメータの設定が必要なため、複雑で困難な作業です。開発プロセスの段階で考慮すべきサブシステムとして、PLL、RFフィルタリング/マッチング、変調の種類と復調のプロセス、パケット・データのフォーマッティング、平均消費電力などがあります。従来システム設計者は、スプレッドシートをベースにしたツールを用いて、実験室で繰り返し作業を行うことによってこれらのパラメータを最適化していました。

アナログ・デバイセズのADIsimSRD Design Studioはきわめて強力なツールであり、ADF7xxxファミリーである トランシーバとトランスミッタ製品を使用して、標準的なワイヤレス・システムの多くのパラメータをリアルタイムにシミュレートして最適化します。この開発ツールは、一般的な ADIsimPLL™ ツールを利用したもので、時間領域と周波数領域の両方で変調を確認できるように強化されています。さらに、ユーザを手引きするためのガイドを作成したり、設計のワークフローをいくつかの個別のタスクに分類したりして、開発プロセス全体を大幅に簡素化しています。


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ADISIMSRD DESIGN STUDIOで利用可能なタスクの一覧

新規設計ウィザード:  さまざまな地域の規制(FCC、ETSI、ARIBなど)に対応するデフォルト設定が含まれています。

リンク・バジェット:  到達距離を推定することができます。

周波数ワークシート:  xtal(水晶発振器)とPFD(位相周波数検出器)の選択に役立ちます。

トランスミッタ・スペクトル:  きわめてフレキシブルなスペクトル・アナライザです(FFTを使用)。

アンテナ/フィルタマッチング:  回路に役立ちます。

パケットのフォーマッティング:  パケット構造を入力して、バッテリ寿命とPER(パケット・エラー・レート)への影響を確認できます。

同期検出:  適切な自動補正特性を備えた同期バイトを選択できるようになります。

消費電力:  スリープ/Tx/Rxのさまざまなシナリオを設定可能です。バッテリ寿命の計算に役立ちます。

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